前へ
次へ

軽貨物の運送の仕事で発生する荷待ち時間の削減の取り組み

軽貨物など運送業者で働くドライバー全体の問題となっているのが、荷待ち時間です。荷待ちはドライバーの長時間労働の原因となっていますし、近年は待機時間イコール労働時間に含めるという認識が浸透しつつあるため、経費を削減するといった点でも荷待ち時間を減らす取り組みが行われています。まず1つ目がITの活用です。例えば予約受付システムなどにより、軽貨物などへの荷物の積み込みに使用するパースを予約・受付できるようにしておいて常に最新のパースの空き状況を把握できるようにしておきます。こういったシステムを活用することで空いた時間に軽貨物などの運送用の車両をパースへと誘導することができるようになるため、パースへの入庫前に発生する待ち時間を削減できるようにしており、実際に待機時間の削減へと繋がった例もあります。また検品作業を目視で行うのではなく、バーコードなどを取り付けたうえでハンディーターミナルを使用して検品作業を自動化することによって入出荷の際の検品時間を減らせるようにするなど、業界を超えた取り組みが行われています。このように軽貨物の運送の際の荷待ち時間の削減はドライバーだけの問題ではなく軽貨物を含む運送や物流センター・荷主がそれぞれ手を組んで取り組んでいくことが重要です。

Page Top